有名幼稚園合格がゴールじゃない。。。

どうしても子供を有名幼稚園に入れたかったんです。
そのためにキャッシング枠のあるカードを2枚作り、習い事の引き落としや有名幼稚園に入るための幼児塾の月々の指導料に使いました。

4月から半年間、月5万の家庭教師と3万の幼児塾に通った事でわが子は無事に念願の有名幼稚園に合格出来ました。
けれど借金で地獄を見たのはここからでした。有名私立幼稚園というだけあり、周りの保護者の肩書もすごく、医者の奥様や名の通った弁護士など、自分とは圧倒的に経済力の違う保護者達とのお付き合いをする生活が待っていました。

ランチも、温泉旅館の日帰りで部屋を借り切って昼膳を頼み、しかも幹事は当番制でになっているので、自分の番に安っぽい所は予約できませんし、下調べなどもやらなきゃいけませんでした。
週に2~3回は催されるママ友たちのランチは我が家の財政を圧迫しました。
しかもみなさん自家用車を使わずタクシーでの移動が日常で、私もなんとか合わせてセレブの仲間入りをしようと必死でした。

とにかく幼稚園に入りさえすれば何とかなると思い、キャッシングを何度も繰り返してきましたが、すでにカードは限度額に達し返ししまい生活ももう限界でした。
ランチのたびに服を変えなければ恥ずかしい思いをすることになりましたし、だからといって安っぽい服を着る事も出来ず、どんどん自分が追い詰められていくのが分かりました。

借金を重ねセレブ達とのつきあいを続けているのに、子どもは「幼稚園が遠すぎてお友達と遊べない」とか「一緒に遊ぼうと砂遊びに誘っても相手にされない」と泣きながら訴えました。
「誰の為にこんなに頑張ってると思ってるのよ!」。私は子どもを突き飛ばして部屋の隅にうずくまって大声を出して泣き、そしてようやく気づきました。

子どもが出来た時も子育てが始まった時も私はいつも自分の事しか頭になくて、他人と比較する事でしか幸せをはかる事が出来ませんでした。
今の幼稚園を辞めれば今までの投資がすべて無駄になってしまうけれど、今辞めなければ家族が壊れてしまう。

そんな私に息子はそっとハンカチを渡し「女の子は泣かしちゃダメ、優しくしなきゃダメだってパパが言ってたのに。ゴメンね、ママ。」と私の頭を撫ぜてくれました。
うちの子はこんなにいい子に育っていたのに、私は一体何をやってたんだろう、どこを見ていたんだろうと思い直し、有名幼稚園の退園を決意。

そのあと地元の幼稚園に転園し、繰り返した3社の借金は借り換え一本化して返済をまとめて夫婦共働きで返済していくことにしました。

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